愛が重くて何が悪い!
私は振り返って璃汰にキスをする。


驚いた顔をする璃汰。
えへへ、と笑うと、璃汰はタガが外れたみたいに私にキスを落とす。


「ん……ちょ……っ」
「悠音……」


限度……限度……やばいって、深いって!!
璃汰は無駄にキスがうまくて腰砕けにされる。
お風呂でしちゃダメだった。
……何回も、のぼせたんだったっけ。


「り、たぁ……」
「ダメ、可愛い」


やばい、もうフワフワしてきたんだけど……。


「悠音……?のぼせちゃった……?」


ようやく唇を離してくれて、私は璃汰にもたれる。
やばい……ほんとにフラフラなんだけど。
お風呂のお湯の温度にプラスしてキスのせいで体温上がっちゃったから、のぼせるのがいつもより早い。


「悠音?立てる?」


だらんと力の抜けた私の身体を璃汰は壊物を扱うみたいに抱き上げた。
のぼせた私はいつも通り介抱されて、ベッドルームへ。
お茶を持って戻ってきた璃汰にごめんね、と伝えると、んーん、俺もやりすぎた、って泣きそうな顔をするのもいつものこと。
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