触りたい、縛りたい、愛したい  〜例え許されない恋だとしても〜




「ヒロが外して?」




胸の上でぐったりしていたら頭上からそう聞こえた。
慌ててネクタイを外す。




「ごめん……」




「ヒロがここまで野獣になるとは……」




仰る通りです……返す言葉もありません。
手…痛かったよね。
ごめんなさい。
何度も頭を下げてたら
「もういいってば」と頬を抓られる。




「イテテ…」




「怒ってないし、私も……楽しんだし」




あれ、目を合わせてくれない。
でも歯止め効かなかったのはマズかったと思う。
そうは言っても「ヤダ」って言ってた気がするし。




「完全に獣だったヒロも良かったよ?」




「うぅ……」




「でももうちょっと…興奮させてもらおうかな」




「えっ!?」




優しく手を引かれベットへ。
両手出してと言われるがまま出したら、それをネクタイで縛り出した。




「え?え?奈那…!?」




ニヤリと悪い笑み浮かべてキュッと縛られた手。




「何されても動いたら負け…だからね?」




「え………!?」




目が怖いっ…!
何のスイッチ入っちゃったの!?
縛られた手ごと上にあげられてバンザイ状態……
コレめちゃくちゃ恥ずかしいです。
見下されてる感。




「ヒロ……好きよ」




その視線……ヤバい。
ツーッと首から下に唇が這う。
ビクン…となる腰つき。
そんなとこ舐められたことない……
口に戻ってきて下唇を甘噛みされる。
ゆっくり視線が重なって……
縛られてる手に指を絡めてきた。




瞳だけでいかされそう……




「奈那…」と自分からキスを求めた。
自分から舌を絡めた。
自分から身体を動かし触ってと願った。




何度も押し寄せる波にくねらせた。
繋がりながら尚、快楽を求める奈那になす術がなくて。
悶える俺を見降ろしながらこう言うんだ。




「良い眺め……」




縛られた手はずっと頭の上。
顔を挟んで肘を立てられる。
そこに手をつきながら激しく振るから
意識が飛びそう。
でも奈那もそろそろ限界っぽい。
かなり締め付けてくる。




少し動きが弱まった時に下からも突き上げたら鳴くかな…?






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