エリート御曹司は溺甘パパでした~結婚前より熱く愛されています~
サプライズは感動の嵐

それから二週間。

ゴールデンウイーク中に身の回りの片付けを済ませて、宏希さんのマンションに転がり込んだ。

久しぶりの部屋はなにひとつ変わっておらず、あの頃の楽しかった思い出があふれてきそうになる。

ここで私たち親子三人の歴史を始めるはずだったのにと考えると、胸が痛い。


彼が住むタワーマンションはかなり広く、もともと使っていなかった部屋に私たちのためにベッドまで準備してくれていると知ったときは驚いた。

しかも、住み込みを提案したのは自分だからと、その費用すら受け取ろうとしない。


引っ越し当日は時間もなくて、夕食はオムライスのみ。

宏希さんはデリバリーでも頼もうと提案してくれたが、和宏から宏希さんと一緒に私の作ったオムライスをどうしても食べたいとせがまれたのだ。

上にのせたふわふわのたまごにナイフを入れると、ふたりが同じタイミングで「おぉ」と声をあげるのがおかしかった。
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