私の罪と君の嘘
いつもと変わらぬ日常
ピピピッピピピッ

「ん…朝か…」

(今日もまた1日が始まる、君のいない1日が…)

私椎名雪葉(しいな ゆきは)はそんな事を思いながら学校の支度をすませリビングに向かった

「お母さんお父さんおはよ〜」

「雪葉おはよう中々降りてこないからそろそろ起こしに行こうと思ってたのよ!」

「おはよう雪葉。」

「お兄ちゃんもおはよう」

そう言い私は仏壇に手を合わせた仏壇には私と瓜二つの幼い男の子の写真

椎名冬馬(しいな とうま)

6年前に亡くなった…いや殺された私の双子の兄

私はあの日を忘れない
目の前で崖から落ちていく兄とそれを見ている幼い少年…あれは…

ズキッ

やっぱダメだ
私は何故かあの日を思い出そうとすると頭が痛くなるだけどお兄ちゃんを殺したあいつを絶対に許さない
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