2月からの手紙

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準備が済んで他にすることもなく、する気もなく、開場までの時間を教室で過ごす。

予定より1時間少し遅れて、冷凍業者のトラックが校庭に入ってくるのが見えた。


「A組のパンケーキ、搬入みたいだな」

「しーっ」

「あ……ごめん」

「いいよ、ごめんね、なんか気つかわせちゃって」


ヨージがトラックに反応したのを、タカが人差し指を口に当てて制止する。

小鳥遊くんが関係していることで、私が凹んでいるのを気にしてくれているのだ。


何ともいえない微妙な空気が漂う……。

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