愛は惜しみなく与う④
よし。
俺は烈火の総長として、今ここで水瀬と話す



「嘘はつかないか?」

「あぁ、どっちにしろ、ここまでボコボコにされる予定はなかったからな。もうお前のすきにしていいよ」


頬の骨と鼻の骨が折れたらしい
腕はヒビがいってると


助國さんに言われた


俺はここまで人を怪我させたのは、初めてかもしれない。
見るからに痛々しい水瀬だが、あの時はどうしても止められなかった


冷静になれ、俺


「赤羽組に、朔を狙わせたのはお前か?」


「…ふーん?女の事じゃなくてメンバーのことから聞いてくるのか。意外だな」


「そんなのはいいから。答えろ」



朔が一人で背負うなんて、そんなの。許さない。なんのために俺があいつを守るって言ったのか分からなくなるから



「はぁ、答えるよ。そうだよ、あんたの言う通り。あの旅行先に行く前から、赤羽組には仕掛けておいた。silver KINGは最近できたんだ。それも、俺が作った。で、あの大和とか言うやつを、トップにした」


なんだよ

ホントめまいがしてくるよ
全部、こいつが仕組んだ罠
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