俺のこと好きでしょ?-六花の恋-【完】
6 うーに近づくな

side総真


「あれ? なんで総真がいんの?」

「朝ここに来るのは会長だけですから、待ってれば会えると思って」

翌月曜日。

始業前に、僕は生徒会室で会長を待ち伏せしていた。

自分にあてられている椅子に座ってぼんやりしていると、毎朝生徒会室に寄るのがルーティーンな会長がやってきた。

「なになにー? 俺に会いたかったの? 俺、愛されてんなあ」

鞄をデスクに置いて、いつも通りへらへらする会長。

僕は椅子から立ち上がる。

「御冗談を。お願いがあって来ただけですよ」

「お願い? 俺に?」

意表を突かれたのかきょとんとする会長を前に、僕はポケットから一枚の紙きれを取り出して、僕らの間にあるデスクに置く。

「これあげるんで、二度とうーに近づかないでください。うーの視界に入らないで、うーを視界に入れないでください」

「は? なにそ――」

僕がデスクに置いた写真を見て、会長は血の気が引いたように真顔になった。

「おまえ、なんでこんなの……」

「生徒会がつまらなかったら、これであんたを脅して生徒会やめるためにとっておいたんです。生徒会は割と面白いから今んとこやめるつもりないんで、あげますよ、それ」

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