1から10までの法則


「あたしは、別れた理由が気になっていただけね…今、達也に会ってそう思える。」


「……。」


「達也、別れた時は言えなかったけど…あたしは達也の事大好きだった。ありがとう。もう連絡する事もないと思うけど…同窓会とかで会う時は宜しくね!」


あたしは、かるく目礼すると席を立った。


「めぐ!俺も好きだった。でも…弱くて…勝手で、ごめんな!」


達也が言った。

お互い笑顔で、笑って別れた。


喫茶店を出ると、暖かい空気が押し寄せてきた。






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