【短編】キミと歩く帰り道。



喫茶店の外に出ると前に会った時と同じように雪が降っていて。


吐く息が白い。


「寒いから、コレつけて帰りなよ」


そう言って自分のしていたマフラーを優菜ちゃんの首に巻く。


「じゃ、気をつけて帰ってね」


そう言うと優菜ちゃんは僕のコートの裾を掴んだ。



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