【短編】キミと歩く帰り道。



帰り道、優菜ちゃんは無言のまま。


やっぱり今日の優菜ちゃんは様子がおかしい。




「前にさ、ひーくん好きな人いるって言ってたじゃん」


「あー、そうだね」


「どんな子、なの?」


「うーん。よくしゃべって喜怒哀楽がはっきりしてて、すごくかわいい子」


「そうなんだ」


「どうしたの急に」


いつも僕の話なんて興味ないのに。



< 17 / 23 >

この作品をシェア

pagetop