桜色の友情
≫since vor.2
「Hurry up!!」
「…Yes..」
パソコンと睨めっこし始めてから数時間…いや、数年だろうか…。
コトン――…
白いコーヒーカップを机に置き、またパソコンを睨みつける。
――何故私はここにいるのだろうか。
何度そう考えた事か分からない。物心がついた時には私の側にはたくさんの大人とパソコン。
たくさんの大人は私を「道具」としか考えていない…
大人は私のIQが欲しいだけだ。
このいらないIQが――…。
――私は孤独だ。
――人は信じられない。
――人は汚いものだ。
――パソコンは裏切らない。
――私に友達はいない…。
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