再会~俺のONLY ONE ~何があっても離さない~
「菜莉。なんで固まってんの?」

「だって。なんか怖い。」

「気にすんな。男と男だっていろいろあんだよ。菜莉だって女はいろいろあるっていうけどさ。」

「うん。」

「とりあえず、入ろ。」



今週はこっちいるけど、また日曜日の朝からニューヨーク飛ばなきゃなんない。
なんとかして木曜日にはあっちでないと…

金曜日は絶対こっちで過ごしたいんだから。


そして俺は日曜日の朝、日本を飛び立った。
菜莉を残して。

心配ではある。
池永とか斉田とか…いろんな食指つねにのびてるわけだから。

けど、そんなこと言ってたら仕事できねぇし。

不安のまま…飛び立った。


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