向日葵のような君へ~前編~

陽菜side

私には智也という小学校からの友達がいる。

私は気が強くて小学校4年生時に集団無視にあい、一時期人も関わるのに心を閉ざしていた。

でも智也はこんな私にいつも話かけてくれた。

私は智也に本当に救われた。

そこから私とあいつは仲良くなった。

そんなあいつにも彼女が出来た。

智也の彼女は私のきつい性格が羨ましいと言い、いつも私の存在を認めてくれる。

私はそんなきぃが大好きで、友達になてれ本当によかったと思っている

だから私は全力で応援してる!

それもあって私はあいつから時々相談にのる。

恩返しの思いも込めて。

あいつは言葉足らずで人に頼らない。

簡単に言ったら不器用なやつだ。

だからよく人に誤解をされてしまう。

もちろん、今もだ。

陽菜「まって!!」

智也「何?」

陽菜「あんた!

きぃのことなんだと思ってんの!

きぃはあんたを心配してんの!

その気持ちを踏みにじんな!」

智也「そんなの俺だってわかってる。

でも正直今の俺に美月のことを考える余裕がない。」

陽菜「余裕がない!?ふざけんな!あの子は
あんたのこといつも心配してる。

『智也が元気ないから私が笑わして元気にしてあげよう』

って、毎日言ってる!

そんな子の気持ちを考える余裕がない?バカ言うな!

別に…あんたらカップルが喧嘩仕様が気まずいだろうが興味ない!

でもきぃを悲しませんな!」

智也「だから!それが出来ないんだって!!」

陽菜「智也最近変だよ?」

智也「助けてくれ…もう限界だ。」

陽菜「何があったの?」

智也「ふっ…お前さっきの威勢はどこに行ったんだよ。」

陽菜「う、うるさいなー!別に今は関係ないでしょ!」

智也「まぁ、そんなお前だから俺はいつもお前に相談するんだろうな…」

陽菜「はぁ!?本当にどうしたの?いつもならそんなこと言わないでしょ…」

智也「実は…」

私はこの日智也から全て聞いた。

私は驚きすぎて夢かと思った。

でも智也の切ない顔を見たら現実なんだと嫌でも思う。

昨日は手術をすることにしたという報告をしに行ったらしい。

智也「お願いだ。美月と光琉には言わないでくれ…」

陽菜「それは分かったけど…なんで美月を突き放すような態度をとるの?

怪我=あんな態度をとる理由にはならないと思うんだけど…

むしろ、美月に支えてもらいたいんじゃないの?」

智也「それは…」
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