向日葵のような君へ~前編~

智也side

やばい…完全にやってしまった…そうだ。

今日は1年記念日だ。

美月のあの顔…くっそ!!

考える余裕がなかったなんて言い訳が通用するわけない。

ただでさえ心配かけてるのは分かってんのに。


智也「おい、陽菜ちょっと相談が…」

陽菜「何?」

俺はさっきあった事を全て陽菜に話した。

陽菜「あんた!なんで今ここにいるの!!
今は私よりきぃを追いかける事が重要でしょ!!

なにやってんの!あの子は今頃泣いてるよ。」

俺はこの言葉でやっと目が覚めた気がした。

そうだ、俺は何やってんだ。

なんであの時追いかけてないんだよ…くそ!

陽菜「今からでも間に合うんじゃない?」

俺はその言葉を合図に走り出した。
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