キミからの「好き」って、信じていいの?
私、姫内 桃音(ひめうち ももね)は読書が好きなだけのごく普通の高校二年生。
背中まで伸ばされた髪の毛は生まれつき茶色くて、何もしなくても自然とゆるくウェーブを描くから、普段は下ろしていることが多い。
色白な肌に大きな瞳、形の整った顔立ちと周りの人からは「とっても可愛いね」なんて言われるし、告白された回数だって数えきれないほどだ。
でも、私はこんな自分が好きじゃない。
だって、告白される理由が「見た目が可愛いから」なんて私はちっとも嬉しくない。
人の魅力って容姿だけじゃないと思うの。
それなのに、容姿のことしか好きって言ってもらえないなんて、他に魅力がないって言われているのも同然じゃない?
だから絶対に告白されてもOKとは言わない。
たとえ学校一かっこいい人でも、なんでもできる完全無欠の人でも。
それに二度と、私は恋したり、付き合ったりしないって決めたの。
もう、「好き」なんて言葉、私には信じられないよ……。
背中まで伸ばされた髪の毛は生まれつき茶色くて、何もしなくても自然とゆるくウェーブを描くから、普段は下ろしていることが多い。
色白な肌に大きな瞳、形の整った顔立ちと周りの人からは「とっても可愛いね」なんて言われるし、告白された回数だって数えきれないほどだ。
でも、私はこんな自分が好きじゃない。
だって、告白される理由が「見た目が可愛いから」なんて私はちっとも嬉しくない。
人の魅力って容姿だけじゃないと思うの。
それなのに、容姿のことしか好きって言ってもらえないなんて、他に魅力がないって言われているのも同然じゃない?
だから絶対に告白されてもOKとは言わない。
たとえ学校一かっこいい人でも、なんでもできる完全無欠の人でも。
それに二度と、私は恋したり、付き合ったりしないって決めたの。
もう、「好き」なんて言葉、私には信じられないよ……。