キミからの「好き」って、信じていいの?
「えぇーーー!!じゃあ、桃音はあの桃舞くんとメールしてるの!?」



「う、うん……」



今はお昼休みで、いつもは教室で食べているお弁当を持って、今日は外の裏庭で食べることにして。



教室で話しちゃうとクラスの女子が聞き耳をたてている可能性が高かったし、真凛が興奮するのが目に見えていたから。



昨日のことをすべて話すと、真凛は想像通り、というか想像を超えて興奮して顔を真っ赤にしていた。



「で、でも、成海くんってみんなにアドレスとか教えてるんじゃないの?私にも簡単に渡してきたし」



「まぁ、同じクラスの人とかはみんな持ってると思うけど、返事はめったに返ってこないんだって!」



「え?だって私が返信したらすぐに返事が返ってきたよ?」



「やっぱり桃音がお気に入りなんじゃない〜っ!学年一というか、学校一と言ってもいいほどのイケメンに気に入られるなんてうらやましい〜〜〜っ!」



大興奮の真凛は、私の背中をバシバシと叩いていてくる。



「痛いってば」


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