Love+War


もっと困らせたくなり寝ぼけて海彩に抱き着いた




「礼王様、朝ですよ」

!!
所が、海彩は顔色1つ変えずに耳元で囁いた
驚いてしまい目を開けてしまう
無自覚なのか計算なのか

海彩は首を傾げていた
逆に仕掛けたこっちが恥ずかしくなる



『おはよう海彩』

「そんなことより、朝食を。サンドイッチをご用意しました」

負けじと抱き着きながら返事をするが引き剥がされてしまった


『キュウリ抜いてくれた?』

「もちろん、早くお召し上がりを」


海彩は髪の毛を整えながら今日のスケジュールを伝えてくる



「本日は生徒会定例会です
何人か抜けてしまったので役割の変更をしたいと考えてます」

『うん』


俺は生徒会長で海彩の兄貴の陽向が副会長
海彩は書記を務めている

だから今日は海彩と長くいられるのは光栄な事だった











霧島海彩は俺の親友の妹で
1つ違いだからよく一緒に遊んでいた

小さい頃は俺の方が付きまとっていたらしいけど
あんまり海彩が逃げるので小さいながらに俺は考えた
〝ドジなふりをして生きよう〟と
それから海彩は疑うことなく面倒を見てくれた

実は出来ないことは無いくらいにオールマイティーな俺だが
少し出来ないことがあることによって海彩の隙を狙っているのだ

こうして海彩と俺が付き合うのはこの先を見ても確定路線だった、
寧ろ、今にも付き合えそうだった、
というか即結婚レベルだった

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