Love+War
夏という赤い炎
夏休みはこうも、暑さでやられそうだ。


そもそも、夏のプランは完璧だった
海彩を連れて世界旅行をして最後にはオーロラを見る…
これで海彩は俺にときめく事が決定だった

だが、海彩は他の令嬢とのデートを入れてしまったのだ
夏休みは寮から出て実家で過ごす決まりもあり
これでは海彩とデートは愚か会う予定すらもない


肝心の陽向はモデルスカウトされたらしくモデル業に忙しい
陽向のあの美男子感とフェロモンは母親譲りだろうか
黙ってても女が寄ってくる




「礼王、海彩ちゃんとは上手く行ってる?」

お袋が部屋に入ってくる
お袋は40代とは思えない美魔女でしかも童顔だ
まぁ、ファッションデザイナーだから若作りは基本なのかもしれないのだが
どう見ても20代。身内としては気持ちが悪い

海彩はこんな女になってほしくはないな
最も、お袋は腹黒いが海彩はピュアだ






『会えない…ほっといてくれ』

「そっか…礼王が海彩ちゃんに会うならこの新作ワンピース届けてもらおうと思ったのに」

『!!仕方ない…届けてやろう…』

「うん、よろしくね」
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