一粒トリュフに想いを込めて
「じゃあ、俺の気持ちもバレてたんだ?」

「え?」

結城さんの気持ち?


「え?俺、豊川さんに言ったよね?
チョコちょうだいって」

「え?でもそれは冗談ですよね?」

「冗談でそんなこと言わないよ。
豊川さんのチョコだから欲しかったんだ。
好きな女の子だから」

「えぇっ……」

嘘でしょ……?
 


「豊川真帆さん。
俺と付き合ってもらえませんか?」
 

え…?
付き合うって……
 

「君がコーヒーショップで働いてた時から好きだったんだ」


え…?
そんなに前から…

ていうか、わたしのこと知ってたんだ


「まずは友だちからでも良い。
俺のこと、そういう対象で見てほしい」


結城さんがわたしのことを……?

そんなこと…
信じられない……

そんな夢みたいなこと……


うれしい………


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