新妻はエリート外科医に愛されまくり
協力も抵抗もせず、されるがままの私を下着姿にすると、自分も勢いよくニットを捲り上げて脱ぎ捨て、引き締まった上半身を露わにした。


「葉月……」


寒さで身を縮める私を、そっと抱き寄せる。
彼の手が背中に回るのを感じて、私はビクッと肩を強張らせた。


「ダメ。……抱かないで」


俯いて呟くと、彼の指がぴくりと動いた。


「嫌?」


短い問いかけに、黙って首を横に振る。


「颯斗が、冷えちゃう……」


床に顔を伏せたまま答えると、頭上でクスッと笑う声が聞こえた。


「大丈夫。俺も君も、すぐに熱くなる」


そう言って、颯斗は躊躇うことなく、私のブラジャーのホックを外した。
胸の締めつけが、一気に和らぐ。
私は、こくっと唾を飲んだ。


「うわ。氷、抱いてるみてえ……」


颯斗は私を抱きしめると、わずかに悲鳴のような声をあげた。
裸の肌が触れ合っても、なにも言わない私を覗き込み、眉根を寄せる。


「唇……チアノーゼ出てる」


温めようとしてくれたのか、迷いもなく唇を寄せた。
軽く啄むキスをしながら、大きな手で私の胸を弄る。


触られているのに、肌の感覚が鈍い。
私は目を閉じて、彼に身を委ねるだけだった。
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