青い春と出会った恋

第３章 大会

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そして何週間かが過ぎたが、もう前のような被害は無くなっていた。

それでもやっぱり「一ノ瀬くんとどうゆう関係？」と聞かれることや、通りすがりにわたしの噂話をするのを聞いたりなんて言うのはなかなか消えなかった。

おそらく1年生の中ではかなり有名だろう。

悠馬と仲が良い、ということもそうだけど、庶民のわたしを相手にしているなんて、という話もちらほら聞く。

それが気に入らない子たちもいるだろう。


悠馬自身は、というとあれから少し様子が変わった。
確信はつかめていないようだったけど、なんとなく何があったのか予想できたのだろう。


めぐと犯人を特定した次の日、いつも通りに悠馬が迎えに来てくれたがかなりわたしの事を心配している様子だった。