永久溺愛〜オトナの独占欲は危険です〜
「こんなかわいい未成年の子を、よく手出せたね紘毅」
「うるせぇな。詩織も同意済みだから」
「それでも私なら無理だね。
よく今まで手を出さずにいられたもんよ」
全く話がわからないけれど。
思った以上に瑞樹さんはサバサバしていた。
少し私とはタイプが違う気がする。
「大事にしたいからな、詩織のこと」
「んーかわいい!私と一緒に住まない?」
「おい聞けよ人の話」
「じゃあ紘毅は着替えて車で待ってて」
「は?」
「周りの目が気にならないくらい大人の女性に仕上げてあげるから。できてからの楽しみね」
ニコニコ笑って話す瑞樹さんを前に、紘毅くんはため息を吐いた。