Ai…

しばらくすると
ドアが開く音がした



暗い部屋



愛さんがベッドに入る気配がした



オレは背を向けてた



「…藍くん‥
…寝た?」

背中から愛さんの声がした



返事をするか迷った


オレは言葉を返さなかった



愛さんの身体が
オレの背中にくっついた



鼓動が速くなって
その直後、身体が熱くなった



オレは愛さんの方を向いた



愛さんの驚いた顔が見えた



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