八神くんのお気に入り

でもドキドキして……爆発してしまいそう。


「もう知らねーからな」

そう言った八神くんは、私の腕を引いて公園に向かって走った。


引かれるままについて行く私はまだドキドキしている。




八神くんが立ち止まったのは手洗い場で、キスマークが付いてる私の首に水をかけた。


「ひゃっ冷たっ……!」

その水を八神くんが舐めだした。


「ひゃあっ」


何度も何度も舐める舌に、背筋がゾワゾワする。



「……はっ……」

ドキドキがMAXで上手く息も出来ない。



カプッ


「んっ」


ビクッと身体が反応してしまう。



噛まれたのに痛くない。



でも……これ以上は……もう、無理。



八神くんの袖をギュッと掴んだ。



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