かすみ草揺らぐ頃 続く物語 ~柚実16歳~
それなのに。
それなのに、大好きな純に大きく踏み込むこともなく、香花ちゃんに奪われてしまった。
純の場合、バンドが一番のひとだから、ちょっと歌詞の書ける私の傍にいてくれたのか。
私が、音楽を紡ぎ出す彼のあたまの中を覗いてみたいと思うのと同じで。
私の書くものにしか興味を示していなかったんじゃないか。
独りぼっちの放課後。
私は、独りの教室で頬杖ついて、ぼんやりとしていた。
後ろの席は、純の席。
それなのに、大好きな純に大きく踏み込むこともなく、香花ちゃんに奪われてしまった。
純の場合、バンドが一番のひとだから、ちょっと歌詞の書ける私の傍にいてくれたのか。
私が、音楽を紡ぎ出す彼のあたまの中を覗いてみたいと思うのと同じで。
私の書くものにしか興味を示していなかったんじゃないか。
独りぼっちの放課後。
私は、独りの教室で頬杖ついて、ぼんやりとしていた。
後ろの席は、純の席。