この恋は報われません。
《プロローグ》

___2019年3月18日

春にしては少し肌寒く感じる今日、冷たい風が周りの重苦しい空気をどんどん凍らせていく。

この場にいる人はみな真剣な眼差しで1つの掲示板を見ていた。

「217…217…あった!!」

217と書かれた紙を手にしながら、『さゆり』は安堵の表情を浮かばせる。

そう、今日は高校入試の合格発表日だ。

私は男子が少ないというだけで入学を希望した公立高校に見事合格することができたのだ。

『都立幸風高等学校』

制服が可愛く、女子からの人気が高いために男子は毎年少ない。

そこがネックだと言う人もいるが、さゆりにとっては願たり叶ったりだ。

望んでいた高校に入学することができたさゆりの胸は、希望に満ち溢れていた。
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