ねえ、理解不能【完】
それから二人で駅の柱にもたれかかってしばらく話をしていた。
十分くらいたった頃だろうか。
「青ちゃんたちだーおまたせっ!」
来ると思っていた改札とは別の方から可愛くて高い声が聞こえた。
広野みゆちゃん、だ。
ゆうとの会話を中断して、その声の方向を見る。
広野みゆちゃんは、千草と腕を組んで、嬉しそうに私たちに手を振ってくる。
その隣で、千草はかなり眠たそう。だけど、腕はしっかり広野みゆちゃんとからませていて、どういう心境なのそれ、と絶交してなかったらツッコミをいれるべきところだ。