雨の滴と恋の雫とエトセトラ
10
「瑛太はすでに明彦君からきいたんでしょ。教えてよ」
瑛太は逡巡していたが、ふーっと息を吐いてはダルそうな顔を向けた。
「別に秘密でもないけどさ、まずはヒントをやるよ。自分で考える方が面白いだろ」
「うん、別にそれでもいいよ」
私と拓登は瑛太のヒントを待った。
「『艶』っていう漢字を良く見て考えてみな」
「艶は豊かと色が組み合わさってるよね。これがヒント?」
私が首を傾けている間、拓登はアッとすぐに声を出した。
「えっ、拓登はもう分かったの?」
「いや、わかったっていうのか、ただ連想した事があっただけ」
「何々、教えて」
拓登は半信半疑で瑛太の顔を見ている。
その答えが正しいのか見極めようとしているようだった。
だけど瑛太は無表情で何もリアクションがなかった。
寧ろ敢えてポーカーフェイスをとっているような、そんな感じにも見えた。
素直に教えたくないのか、それとも知られるのが憚られるのか、良くわからない不思議な態度だった。
「瑛太はすでに明彦君からきいたんでしょ。教えてよ」
瑛太は逡巡していたが、ふーっと息を吐いてはダルそうな顔を向けた。
「別に秘密でもないけどさ、まずはヒントをやるよ。自分で考える方が面白いだろ」
「うん、別にそれでもいいよ」
私と拓登は瑛太のヒントを待った。
「『艶』っていう漢字を良く見て考えてみな」
「艶は豊かと色が組み合わさってるよね。これがヒント?」
私が首を傾けている間、拓登はアッとすぐに声を出した。
「えっ、拓登はもう分かったの?」
「いや、わかったっていうのか、ただ連想した事があっただけ」
「何々、教えて」
拓登は半信半疑で瑛太の顔を見ている。
その答えが正しいのか見極めようとしているようだった。
だけど瑛太は無表情で何もリアクションがなかった。
寧ろ敢えてポーカーフェイスをとっているような、そんな感じにも見えた。
素直に教えたくないのか、それとも知られるのが憚られるのか、良くわからない不思議な態度だった。