最後の言葉


ハルナは言います。

「だから待ってるの…」

「何を…?」

「彼からの電話を…」

アリサは『そんなの来るはずない』と思いました。

「分かった…でもご飯は食べな…約束だよ!」

「うん…ごめんね、心配かけて…」

しかしハルナはアリサとの約束を守れませんでした。

彼からの電話は、それからもずっと無かったからです。

ハルナは飲み物しか取らなくなり、徐々に衰弱してゆきました。






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