恋もオシャレもお任せあれ!〜乙女の魔法〜
「自分に似合う髪型を知るには、まずは自分の顔の形を知る必要があるの。その顔の形によって、似合う髪型が違ってくるから。丸顔は、トップに高さを出したり頰を隠すヘアアレンジがオススメ!卵型は、トップにボリュームを出さずに前髪を作るヘアアレンジがオススメ!四角型は、縦幅が出るようにおでこを出すヘアアレンジがオススメ!ベース型は、トップに高さを出しパーマで顔の形の硬さを和らげるヘアアレンジがオススメ!逆三角型は、トップに高さを出して顎ラインにウエストをおき、カールなどで動きとボリュームを出すヘアアレンジがオススメだよ!」

「……そんなこと、よくペラペラ噛まずに喋れるな。女子ってすげえ」

そう言い笑う優に、姫は嬉しさを感じる。こうしてオシャレ博士となったのは、最初は自分を変えるためだったが、今では優に見てもらいたい、振り向いてもらいたいという思いの方が強い。

髪型や顔の形の話をしているうちに、学校に着いた。学校では、同じクラスだがそれぞれ友達と話すので忙しく、あまり話すことはない。
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