苦労年齢
「今この状況が凄く充実していて、私はこの時をあなたとの時間として過ごす事ができないと思い始めた。だから別れて欲しい。ごめんね。」
「え?!なんで?俺は…」
「いや、ホントにごめん。もう、ムリなんだ。」
付き合う時はお互いの気持ちを了解した上で付き合うのに、どちらかが別れを選択した時、そのわがままで別れようとする。
人は皆、そういうものなのだろうか。今までもそうだったのに、今回の別れ際は凄く考えさせられた。
だけど、何と言われようが、私はムリだった。
私はここから、新たな地で一回りも二回りも大きく成長したいし、決してあなたとの時間がムダでは無かったと思えるような人になりたい。あなたとの出会いと、同じ時を過ごせた事へ感謝して、私は全ての一歩み始めるんだ。
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