Sugar Love 番外編③
出来上がった書類を係長に持って行くと7時を回っていた。



麻奈もちょうど終わったらしい。



2人で更衣室に向かう。



歩きながらバッグから携帯を取り出すと着信が3件入っていた。



琉聖さんだ・・。



「ゆず?疲れた?」


麻奈が心配そうに聞く。


小さくため息を吐いたのがばれていた。



「疲れてはいないの・・・だけどみんなが気を使ってくれるから・・・」



ロッカーを開けて制服を脱いで半そでのブラウスとスカートに着替えた。



この洋服は真宮の姓になる前、自分で買った服だ。



琉聖に買ってもらったブランドの服では会社に来たくなかったのだ。



< 29 / 108 >

この作品をシェア

pagetop