お嬢様と呼ばないで
三人娘の前には3年の海棠がにっこり手を振っていた。
海棠は彼女達に歓迎会をしなさいと言い、小会議室に誘ってきた。
「いいの?この部屋を勝手に使って」
「いいんだよ。だって君達、勉強するんでしょう?」
「え?そんなのしな」
こんな美友を押し除けて芹那はそうだと返事した。
「バリバリします!」
「助かったよ?話がわかる人がいて。じゃ、はい、鍵」
その鍵は日永先生に返してね、とウィンクを残して彼が去っていったので三人は個室でやった!と微笑んだ。
つづく