平然と嘘

純也と連絡がとれなくて
心配していたら
電話があり、いきなり
片山法律事務所に来るように
と、いわれた。

片山?・・・・
どこかで・・・・
と、思ったが
純也の言い方に頭にきて
冷静に考えられずに
夕方を迎えて
片山法律事務所に行った。

「こちらでお待ち下さい。」と
言われてから
別の部屋に案内された。

そこには、純也の奥さんと
純也のお母さんがいて、
純也もついたばかりの
ようだった。

「こちらに座って下さい。」
奥さんとお母さんから離れて
私達は、座らされた。

すると、座って下さいと告げた男性が
片山法律事務所の片山ですと
私に名のり、私達の目の前にある
ホワイトボードに写真を貼っていった
それは、どれも私と純也の写真だった。
何枚も撮られていて
それを唖然とみていると

片山さんは、純也に
離婚届を書いて来ましたか?
と、言った。

純也は、書いてきたようで
片山さんに渡したので
私は、嬉しかった。
あ~あ、私と・・・ って。

その他に、慰謝料の話や
財産等分の話しがあった。

純也が終ると私にもあり
慰謝料として400万?少ない?
あるわけない。そんなお金
と、考えていた。

払えない人は、沢山いると
きいたことあるし
私も払わなくていいはず
と、簡単に考えていた。

最後に、純也の奥さんに
近づかないようと
また、書面にサインさせられた。

いやっ、出来ることなら
一生、会いたくないから
あいに行くとか、考えられない
と、私は心の中で叫んでいた。

最後に純也は、
子供である大和君から、
親子の縁を切られ
純也のお母さんと養子になると
片山さんに伝言したらしい。

純也は、真っ青になっていたが
また、直ぐに私との甘い生活に
戻ってくると思っていた。
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