俺のボディガードは陰陽師。
★★★







「…全員いるー?…確認!」

「は、はいっ!」




一夜明けて、日曜日。

本日は、北海道大会予選のブロック決勝という大事な試合の日。

というワケで。

朝、学校に集合し、これから学校のバスに乗って会場へと出発するところ。

全員バスに乗り込み、マネの美森が部員の人数を数えている。




出発前の着席待機の時間。

思わずあくびをしてしまう。



(眠っ…)



昨日、いろいろあって。

寝るの、ちょっと遅かった。

体調は全然大丈夫なんだけど、ちょっと眠い。




「おやおや伶士、眠いのかえ?」



俺のそんな様子を見ていたのか、隣に座っていたチカがニヤニヤと笑っている。



「ってか、何で笑ってんの」

「いひひ」



そう言って、すぐ傍の通路に立っている先輩であるチーフマネージャーを指差す。

通路側の席に座っているチカのホント目の前。



「せづマネ。おっぱい大きいわー…いひひ。いい眺め」

「………」



そうか…。

チーフマネであるせづマネの爆乳がものすごく至近距離にあるから、個人的に喜んでいたのか。

って、朝っぱらから何を考えているんだ。おまえは。



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