戦国に散った華

織田信長という男

私達も敵陣に着いてすぐに首をはねられるのかと恐ろしく怯えていたが、敵陣にいた織田の家臣達は、私達を温かく迎えてくれ、食事まで用意をしてくれた。









「何かあればなんなりとこのサルに申しつけ下され。」









私達親子をここまで無事に連れてきてくれ、当時「サル」と呼ばれていた木下藤吉郎は、何から何までよく気を使ってくれた。








織田の家臣は皆、私が思っていたよりも心温かい人だった。








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