恋人は社長令嬢
梨々香と瞬は 大通りから細い道に入って、その途中にある小さな公園に入った。


「ここまで来れば、大丈夫よね。」

息を切らす梨々香は、次の瞬間。

瞬の殺気に気づいた。


「お、お兄さん落ち着いて。」

「これが落ち着いてられるか!!」


瞬は、梨々香の腕を振り払った。


「さあ、説明しろ。」

ものすごい目で、自分を睨んでいる。

「どういうことだよ。なんで、制服着てるんだよ!」

ジリジリと、瞬は梨々香に迫ってきている。

「コ……コスプレ?」

「ふざけるな!!!!」

周りに、人がいないのをいいことに、大声を出す瞬。
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