永遠のリング
「おめでと〜!!」
「幸せになってね〜!!」
雲一つない晴天の中、フラワーシャワーを投げる。バージンロードを歩く親友の香織(かおり)に。
「梨香(りか)、ありがとう。梨香もきっとすぐ幸せになるよ」
真っ白なウェディングドレスを着た香織はとても綺麗で、幸せそうに微笑みながら旦那さんと歩いていく。その姿を見て、羨ましいなって思ってしまう。
二十代後半、周りの友達はどんどん結婚していってる。もう子どもを産んでお母さんになった子もいるくらい。私、ちょっと遅れてるのかな。
もらったブーケを私はジッと見つめる。黄色いひまわりのブーケ。ひまわりの花言葉は確か、「私はあなただけを見つめる」だったかな。夏の結婚式にぴったりなブーケだ。
私にだって彼氏がいる。子犬みたいに甘えん坊な彼氏。二十代後半だっていうのに、子どもみたいなところもあって大好きな彼氏。でも、こうして友達の結婚式に出席すると将来に不安を覚えることがある。
「幸せになってね〜!!」
雲一つない晴天の中、フラワーシャワーを投げる。バージンロードを歩く親友の香織(かおり)に。
「梨香(りか)、ありがとう。梨香もきっとすぐ幸せになるよ」
真っ白なウェディングドレスを着た香織はとても綺麗で、幸せそうに微笑みながら旦那さんと歩いていく。その姿を見て、羨ましいなって思ってしまう。
二十代後半、周りの友達はどんどん結婚していってる。もう子どもを産んでお母さんになった子もいるくらい。私、ちょっと遅れてるのかな。
もらったブーケを私はジッと見つめる。黄色いひまわりのブーケ。ひまわりの花言葉は確か、「私はあなただけを見つめる」だったかな。夏の結婚式にぴったりなブーケだ。
私にだって彼氏がいる。子犬みたいに甘えん坊な彼氏。二十代後半だっていうのに、子どもみたいなところもあって大好きな彼氏。でも、こうして友達の結婚式に出席すると将来に不安を覚えることがある。
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