続・闇色のシンデレラ
子どもたち





11月下旬、深夜2時のこと。


予定日まであと1週間を切った。

まだまだ余裕があると思った矢先、自宅で感じたことの無い痛みに襲われた。

わたしはベッドから抜け出しリビングで痛みをまぎらわすために立ったり座ったりを繰り返していた。

腰をぐぐっと押さえつけているような鈍痛は、やがてハンマーで叩かれるような痛みに変わる。

だけどただずっと痛いんじゃなくて、痛くない時もある。

これが噂に聞く陣痛?



「……痛い」



まだ耐えていられるような痛みだけど、痛いことに変わりはない。

陣痛がない時に陣痛の間隔を測るための陣痛アプリをインストールして記録をつけていく。



「……まだ20分間隔……この痛みで?」



これからさらに感覚が短くなり、痛みが強くなると思うとわたしは深くため息をついた。

リビングのソファに座り、ぐったりしていると足音が近づいてきた。
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