ストレンジ
「ゼェ…ハァ…ゼェ…ハァ…」
亜莉紗ちゃんのバックにつく怨霊から逃げ延びて早一時間。
「ねぇ、まだつかないの?」
「あの大きな木を過ぎたらもうすぐっすよ。陸くん頑張ってください。」
周りは木、木、木、木。
そう、僕らは今林の中を歩いている。
「すぐ着くって言ったじゃんか……」
疲れた。
ただでさえドッチボールでリンチされ、その上恐ろしい怨霊に追いかけられて疲れているというのに。
なんで行きたくもない宇宙人の家に行くのにさらに疲れなければならないのか。