大人になんて、ならないで。



「下着も汚れちゃったから、脱がせたんだよ。
下はさすがにと思ったからあたしの貸したけど、
ブラはサイズ合わないからと思って、今そんな状態に」



「え…じゃあ、私、
真矢くんと…し、しちゃったわけじゃ…」



「してないよ」




突然後ろから声がして、



振り向くと、真矢くんが欠伸をしながら部屋から出てきた。




「で、でもさっき真矢くん、
したの?って聞いたら、『うん』って…」



「したの?って、
吐いたことだと思って」



「じゃあ純潔汚したっていうのは…」



「昨日の服、新品だったんだ」




な……



なんだ〜〜……。






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