大人になんて、ならないで。
甘く、囁かれた声に、
ドクン、ドクン、と心臓の音が激しくなる。
「どこにも行かないで。
俺を見て…ちゃんと、一人の男とし…っ」
真矢くんの言葉の途中で、
自分の唇を、真矢くんの唇に押し当てた。
「…………だよ」
「……え…」
「ずっと前から…特別な男の子だよ」
今度は私が、真矢くんをぎゅっと抱きしめた。
「もうずっと…っ、子ども扱いなんてできてない…!」
「……っ」
「……真矢くんが好き…!
大好き……!!」