恐怖症、克服しますっ!
「自分の席に戻って」
私はとっさに、彼女たちをこの場から離れるように促した。
「は?」
「……私のことで生徒指導室行きになってほしくない、から。早く戻って」
彼女たちは複雑そうな顔をしながら、私のそばから離れていった。
「葵、千夏。……机だけ戻してもらっといてもいい?」
「美桜はっ?」
「保健室に行ってくるね。足、痛めたみたい」
苦笑しながら、痛む足をかばいながら教室を出た。