恐怖症、克服しますっ!
そうだね。
と、共感するように、私は白鳥さんの背中を撫で続けた。
その背中の震えは、だんだんと落ち着いてきた。
しばらくすると、白鳥さんは私に「離れて」と言った。
黙って離れると、白鳥さんは私に背を向けて。
「佐伯くんが、葉山さんを好きになる気持ち……」
少し分かる気がする。
それだけ言って、白鳥さんは校舎の方へ駆け出して行った。
その背中は、先ほどよりスッキリしたような雰囲気を出している。
今度は。
『友達』として、話そうね。