恐怖症、克服しますっ!
「清水さん……。ちょっと顔借りるね?」
「はっ!?」
私の言葉に清水さんは驚いた顔をする。
葵を見ると、楽しそうに笑っていて。
「任せてよっ!」
手には、大きなメイクポーチ。
コンシーラーを取り出して、清水さんの顔に手をかける。
拒否する清水さんに、千夏がぼそり、と言う。
「動くと、目に入るよ」
さすがに、それは怖いと思ったんだろう。
大人しくなった清水さん。
葵はどんどん、メイクを仕上げていく。
5分後には、バッチリメイクで頬を染めている、清水さんがいた。