恐怖症、克服しますっ!
「なーに? 美桜」
私を見つめる瞳は優しくて。
「大好き」
と、素直に口にしてしまう。
「誰のことが?」
「……悠馬くん」
「が、なんなの?」
「……悠馬くんが、好き」
私の言葉に、『よく言えました』と、頭を撫でてくる一条くん。
一条くんってこんなキャラだったっけ?
こんなに意地悪で甘々だったっけ?
意外な一面を見た気がする。
だけど、そんな一面も大好きだと思う私は、本当に一条くんのことが大好きなんだ、って思う。