いちご
『勉強は進んでる?同じクラスの立花さん、賢いわねえ~』
――…ヤメテ。
『学年トップか。このままキープしろよ』
――…ヤメテヨ……。
『お父さん、もものために家庭教師雇ってくれるって!!良かったわねぇ』
――…ヤメテッテバ………。
『予備校、サボっちゃダメよ?お父さんもお母さんも、もものためを思ってるんだからね』
――…やめてってば!!!!
私は…何のためにここに居るの?
何のために……産み落とされたの…………。