夢のウエディング イン イタリー
部屋は、すごく狭くて、残念だった。ボルゴ・ラ・バーニャイアやポルトヴェーネレの部屋が豪華だっただけに。おまけにお風呂もシャワーだけ。
「でも、ダブルベッドだから、よしとしなきゃな」
って拡嗣。
「どうする?イルミネーションツアーと乗り降り自由のバスチケットを買う?」
「う~ん。夕食がすぐ食べられたら、だね」
フロントに行き、
「先ほど薦めてくれたレストランの名前は何ですか?何時に開くか分かりますか?」
すると、お店に電話してみてくれた。
「イルミネーションツアーには、問題なく参加できるわ。今、開いていますって」
と言われて安堵し、イルミネーションツアーと翌日の乗り放題ツアーを申し込んだ。
そのレストラン、LA FAMILIAでは、フェットチーネとビーフステーキを頼んだ。バイキングのようなものもあったが、とりあえずやめた。
味は…正直、イマイチ。パスタはちょっと脂っこく、ステーキは少し硬かった。
「ま、イルミネーションツアーを選んだんだから、仕方ないな」
と拡嗣。
「そうだよね」
食事のあと、いったん部屋に戻って準備をしてロビーで待っていたら、フロントの人が、
「ソファに座って待っていてください。来たら、お呼びします」
そのあいだにパンフレットをみていると
「なぁ。2日券の方が、割安じゃないか?追加のお金、持ってくる」
と部屋にもどったら、すぐに迎えの人が来てしまい、フロントの人が
「来たわよ。旦那さんは?」
「実は、お金を取りに戻ったんです。2日券に変更したくて」
「でも、明後日は、何時に帰るの?」
「15時に迎えが来ます」
「もったいないですよ。短い時間じゃないんですか」
「それで充分です」
と、ここで拡嗣が戻ってきて、追加の8ユーロを支払ったあと、迎えのバスに乗り込んだ。
「道が混んでるね!さすが、大都市、首都!」
「ローマの休日のローマ、だからね」
オフィスに立ち寄ってメインのバスに乗り込むと、日本人とその他の客が入り混じっていた。
「あれ?日本語ツアーだと思ったけど?」
「だよね?」
と言い合っていたら、外国人のガイドさんと日本人のガイドさんが乗り込んできた。
「そっかぁ、日本語と英語でやるんだね」
車窓から外の景色を眺めて、ガイドさんの話を聞きながら、トレビの泉へ。カメラを盗もうとする人がいるから、気を付けるように、と言われた。怖っ。
バスを降りた場所からトレビの泉までは少し歩かなければならなかった。すごい人!人!人!今まで訪れたイタリアの都市では考えられない。まるで、夜の新宿のよう。
トレビの泉は、思ったよりはキレイにライトアップされていなかった。花の押し売りが、美和に薔薇の花を差し出したので戸惑っていると、拡嗣が、"No!"とはねのけてくれた。また、写真を撮っていると、イタリアの女の人が英語で「シャッターを押しましょうか?」と聞いてきたが、拡嗣が、「無視、無視」と。
あとになって
「あの人は身なりが汚かっただろ?ああいう人は危ないから気を付けないと」
と拡嗣。そっか、もっと気を張らないといけないんだ。
バスに乗り、車窓から観光。
「きれいだねぇ・・・」
バチカン市国のが一番きれいだった。
そして、最終目的地、ナヴォーナ広場へ。車から少し歩き、到着。人があまりいなかったものの、背景が大きくてあまりキレイな写真は撮れなかった。残念。
そのあと、ホテル近くに送ってもらい、無事到着。
部屋に着くと、拡嗣が、
「トレビの泉では、はらはらしたよ。美和ちゃん、無防備すぎ!」
「ごめん・・・」
「まぁ、そこが魅力でもあるんだけどね」
と、熱いキス。
「ダブルベッドだったから」か?2人はそのままベッドに倒れ込んだ。
「でも、ダブルベッドだから、よしとしなきゃな」
って拡嗣。
「どうする?イルミネーションツアーと乗り降り自由のバスチケットを買う?」
「う~ん。夕食がすぐ食べられたら、だね」
フロントに行き、
「先ほど薦めてくれたレストランの名前は何ですか?何時に開くか分かりますか?」
すると、お店に電話してみてくれた。
「イルミネーションツアーには、問題なく参加できるわ。今、開いていますって」
と言われて安堵し、イルミネーションツアーと翌日の乗り放題ツアーを申し込んだ。
そのレストラン、LA FAMILIAでは、フェットチーネとビーフステーキを頼んだ。バイキングのようなものもあったが、とりあえずやめた。
味は…正直、イマイチ。パスタはちょっと脂っこく、ステーキは少し硬かった。
「ま、イルミネーションツアーを選んだんだから、仕方ないな」
と拡嗣。
「そうだよね」
食事のあと、いったん部屋に戻って準備をしてロビーで待っていたら、フロントの人が、
「ソファに座って待っていてください。来たら、お呼びします」
そのあいだにパンフレットをみていると
「なぁ。2日券の方が、割安じゃないか?追加のお金、持ってくる」
と部屋にもどったら、すぐに迎えの人が来てしまい、フロントの人が
「来たわよ。旦那さんは?」
「実は、お金を取りに戻ったんです。2日券に変更したくて」
「でも、明後日は、何時に帰るの?」
「15時に迎えが来ます」
「もったいないですよ。短い時間じゃないんですか」
「それで充分です」
と、ここで拡嗣が戻ってきて、追加の8ユーロを支払ったあと、迎えのバスに乗り込んだ。
「道が混んでるね!さすが、大都市、首都!」
「ローマの休日のローマ、だからね」
オフィスに立ち寄ってメインのバスに乗り込むと、日本人とその他の客が入り混じっていた。
「あれ?日本語ツアーだと思ったけど?」
「だよね?」
と言い合っていたら、外国人のガイドさんと日本人のガイドさんが乗り込んできた。
「そっかぁ、日本語と英語でやるんだね」
車窓から外の景色を眺めて、ガイドさんの話を聞きながら、トレビの泉へ。カメラを盗もうとする人がいるから、気を付けるように、と言われた。怖っ。
バスを降りた場所からトレビの泉までは少し歩かなければならなかった。すごい人!人!人!今まで訪れたイタリアの都市では考えられない。まるで、夜の新宿のよう。
トレビの泉は、思ったよりはキレイにライトアップされていなかった。花の押し売りが、美和に薔薇の花を差し出したので戸惑っていると、拡嗣が、"No!"とはねのけてくれた。また、写真を撮っていると、イタリアの女の人が英語で「シャッターを押しましょうか?」と聞いてきたが、拡嗣が、「無視、無視」と。
あとになって
「あの人は身なりが汚かっただろ?ああいう人は危ないから気を付けないと」
と拡嗣。そっか、もっと気を張らないといけないんだ。
バスに乗り、車窓から観光。
「きれいだねぇ・・・」
バチカン市国のが一番きれいだった。
そして、最終目的地、ナヴォーナ広場へ。車から少し歩き、到着。人があまりいなかったものの、背景が大きくてあまりキレイな写真は撮れなかった。残念。
そのあと、ホテル近くに送ってもらい、無事到着。
部屋に着くと、拡嗣が、
「トレビの泉では、はらはらしたよ。美和ちゃん、無防備すぎ!」
「ごめん・・・」
「まぁ、そこが魅力でもあるんだけどね」
と、熱いキス。
「ダブルベッドだったから」か?2人はそのままベッドに倒れ込んだ。