腕の中の静けさは・・・
【ね?オンマ、どうだった?】

【無事に1日目終わったよ。シオンもどうだった?】

【うん、今日ねコミュニケーションのテストがあったんだ】

【うん】

【ほめられたよボク。優しいねってアンジーがほめてくれたんだ】

【よかったね。優しい男の子はオンマも大好きよ。シオンが優しい子でオンマもうれしいな】

【うん。ボクあっぱみたいになるんだ】

そういいながら大きなあくびをしたシオン。




【そっか。楽しみね。シオンももう寝ようか。あしたも早いんでしょ】

【うん、でも、、】

【また明日お話しよ?明日起きられないと困るから、、ね。】

【うん、わかった。オンマも早くねてね。おやすみなさいオンマ】

【おやすみなさいシオナ】

画面にキスをしたらキスが返ってきた。



またしばらくソファーだけが写る。
プチって通話を切った。

ら、途端になるスマホ。





【ありえないね】

不機嫌な声。



【だって反応なしなんだもん。もー終わりなのかなって思うじゃん】

【オレは話してないじゃん】



ごもっともだけど、

【ユソンはいいのかなって思ったんだもん。】

【はぁーーありえない。まったくありえない。】

【ゴメン】

【疲れてるね】

【そんなこともないよ。】

【You’re a liar~~ふふ】

【そんなかわいく言っても発音抜群、(笑)】

クェンチャナ(大丈夫)?】

【笑、すっかりアメリカ人。】

【え、ダメだった?ハングル。やべーな】

【ふふ】

【ん。忙しいみたいだけどムリしないっすよ】

【ん。】

【ひとりなんすから、なにかあったらさ】

【ありがと。でも大丈夫よ。ただちょっとリズムがね、それにちょっと時差に参ってる感じかな】


【ほら、、】

【心配しないで、すぐに慣れるから】

【心配っすね、心配するなって無理な話】

【じゃ、私も今夜は早くねる。笑】

【ん、そーして】

【うん、そーする、笑】

【支度できたらLINEして】

【・・・・・・・】

【いい?わかったすか?】

【わかった、じゃあね】

【うん、LINEまってる】





くすぐったいね。
やっぱり少し重たい身体でバスルームに向かった。


【おやすみなさい】って送ったらすぐに【おやすみ。いってらっしゃい】って。

私の枕を抱きしめる画像つき。
離れていてもあったかいユソの腕の中。

おやすみユソナ。

いってきます。








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