満月の夜異世界へと繋がりました
「美結さん紅茶はお好きかしら?」


「はい、大好きです」


「お砂糖とミルクはいかがかしら?レモンは「あ、私は何も要らないです!!」


「まあ、何も要らないなんて····ふふっ笑ってはいけないわねごめんなさい美結さん」


「い、いえ···とんでもないです」


目の前に座るリリアナ様の言いようもない圧と横沢くんの食いつきそうな視線に穴が空きそう
わたしは当たり障りのない会話を頭の中で巡らせながら彼女と会話をしていく


そんな中そろそろ帰ると彼女に話しかけた瞬間リリアナ様は思いもしないことをあたしに呟く


「美結さん····貴方、王子様の愛人になって下さらない?」



え!!あ·····あ、愛人!?


余りに予想外のことを言われて固まるしかなかった。
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